九曜博物誌ビートで日本一周してきました。

九曜玄猫
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58日目 6月20日(土)の旅日記 2009.06.23

テーマ:旅日記 - ジャンル:旅行 Tag [旅日記]
走行距離107km
本日の行程その1
本日の行程その2

04時30分起床。
久しぶりのテント泊にもかかわらず、いつも以上に早起き。
日が昇って周囲が明るくなるのがわかるせいか、自然に目が覚めてしまう。
天候は晴れのち曇り。
日中は30度を超え、日差しがきつかった。

起床と同時に朝食を作って食べる。
一部で小生の食生活について心配する声があがっているようなので、今日の朝食を例示してみたい。
IMG_0370.jpgごはん。
味噌汁。
マスの切り身塩焼き。
ポテトサラダ。
ハムエッグ。
しそ昆布。
お茶。

今日は再出発初日で自宅から持ち出した食材があったため、若干品数は多いものの、だいたいこんな感じのメニューだ。
一日2食は自炊し、朝食と夕食は必ず米飯を食べるようにしている。
いい加減な食生活ではきっと長続きしないだろうし、迂闊なところで外食するよりも安上がりでおいしい。 06時30分、出発しようとしたところでトラブルが発生。
ナビの電源ケーブルから発火し、溶解、断線してしまった。
異常な臭いと煙ですぐに気が付いたからよかったものの、放置していたらあやうく車両火災になりかねないところだった。
あぶないあぶない。

すぐさま部品を分解して原因究明を。
ナビはシガーソケットから電源を取るようになっているのだが、どうやらそのプラグ内部のフューズ周りの絶縁が甘くて漏電したらしい。

フューズを固定するターミナル周辺が焦げているのがわかる。
この部分の先のケーブルが燃えて完全に断線していた。
DSC05009.jpg
以前から何度かフューズが飛ぶことがあって、どうもおかしいとは感じていたのだ。
車の電装系にはかなり自分で手を加えてはいるものの、この部分については説明書に書いてあること以外の使い方はしておらず、つまりは不良品ということだろう。
憤っても仕方ないし、この先ナビが使えないと困るので、さっさと修理することに。

幸い鯖江のコメリが09時から営業していたので、必要な資材を買い出してその場で作業開始。
カー用品店やホームセンターの駐車場で車をバラす、なんてことはビート乗りにはよくあることなので、この程度では動じない。
新しいプラグ、ニッパ、はんだゴテ、熱収縮チューブ、絶縁テープを購入し、断線した電源ケーブルに新しいプラグを接続する。
端子を打とうか迷ったものの、ナビの電源ケーブルが0.25sq程度の太さしかなかったため、直接はんだ付けして熱収縮チューブで絶縁しておいた。
DSC05010.jpg
この部分は柔軟性がなくなって再度断線しやすくなるので、割り箸を当て木にして、さらに絶縁テープで固定して完成。
これで問題なく動作するようになった。
大した故障でなくてよかったと思う。
しかし2000円の出費と1時間のロスタイムは少々痛かった。

そうこうしている間に、愛知県からのゲストであるやま4氏とS氏が、先に鯖江市図書館に到着してしまったので、あわてて合流する。
鯖江市図書館は築11年程度の建物だが、すみずみまで手入れが行き届いているために、ほとんど新築同様に感じられた。
IMG_0385.jpg
去年竣工したばかりの日進市の新図書館に、なんとなく雰囲気が似ているように思う。
今回はやま4氏のお知り合いということで、なんと図書館の館長自身と運営に深くかかわっているボランティア団体の方に、直に案内していただくことができた。
お二人にはお忙しい中、時間を割いていただいて、本当に恐縮。
ありがとうございました。

まずは書庫。
IMG_0389.jpg
旧図書館からの引越し分がかなりあるとのこと。
やはり信頼の手動式移動書架。
IMG_0388.jpg
収集方針として7門に力点を置いているため、開架には置けないような貴重な資料もこちらで保管しているらしい。

開架書架。
IMG_0412.jpg
阪神大震災の教訓から開発された書架で、日本初の免震書架とのこと。
地震の際にも本が飛び出さないようになっている。
また配架も行き届いていて、9門でも充分な余裕を持った並べ方になっている。

児童図書室。
IMG_0408.jpg
今まで見てきた図書館では、1階の玄関付近に設けられていることの多かった児童図書コーナーだが、ここでは2階のほぼワンフロアが専用区画となっている。
子どもが一般区画へ飛び出して成人とぶつかるのを避けたり、騒ぎ声が届かないようにするための配慮だそうだ。
天井はトラス構造で支えられていて非常に高く、開放感がある。

ビジネス情報コーナー。
IMG_0397.jpg
小部屋に専用コーナーが設けられていた。
専用の部屋が割り当てられるのは珍しいが、以前は別の用途に用いられていたスペースを転用したものらしい。

多目的ホール。
IMG_0404.jpg
建物は図書館だけではなく、文化の館という複合施設のため、こういったホールもある。
席数は164席で、コンサートや映画鑑賞会に用いられる。

建物の左手にある大階段。
IMG_0416.jpg
モダンにアレンジされてはいるものの、大正から昭和初期にかけての洋館でよく見かけるスタイルだ。
現代建築でこのような階段がある所は珍しいのでは。
照明の配置といい、天窓といい、大阪府立中之島図書館を連想してしまった。

一通り館内を見学した後は喫茶室で休憩しつつ、お二人からお話をうかがうことができた。
とりわけ印象に残ったのは、利用者へ応対するときには、自宅へお客さんを招くときと同じ心構えで臨むべきという話。
これはカウンターでたらい回しにされるのが不快だという話から出た喩えで、たとえば父親が不在ならば代わりに息子がお客さんをもてなすのと同じように応対するべきだということ。
ひとりひとりが自覚と責任を持って自分の仕事にあたるのはもちろんのこと、お互いの仕事をカバーできるようにすることも必要ということだろう。
そのためには情報を共有し、誰であれ応対できる態勢を整えておくことが重要とのことだった。

この話を聞いて、図書館員の能力の並列化についてぼんやり考えてみた。
先のお話は、指定管理者制度を導入したり委託化された図書館が階層化を目指すのとは、まったく逆の方向性だと思う。
階層化とはつまり、情報を本社に集約し現場は末端化する、あるいは、スキルを必要とする仕事は一部の人にだけ任せ、他は単純労働として切り離す、といった形だ。
お話にもあったが、これはやはりコンビニや量販店に近い形態といえる。
並列化、階層化、いずれの指向性が合理的かという議論は、結局何を目指すのか、目的をどこに設定するかによって変わるだろうし、一概に結論づけることはできないとは思う。
しかしその目的の設定のしかた次第では、図書館の存在意義自体が疑われる事態になりかねないので、やはり慎重に考える必要があるだろう。

聞かせていただいたお話は多岐にわたる上に非常に濃い内容で、とても全てを紹介しきれないので、ひとまずはこれくらいで。
お二人には貴重なお話を聞かせていただき、深く感謝。
本当にありがとうございました。

写真は文化の館喫茶室のオススメのカレー。
隠し味に何をつかっているのだろう?
コクと辛さの中にもほのかに甘味が感じられて、本当においしいカレーだった。
IMG_0419.jpg

やま4氏とS氏はコペンで来ていたので、次の目的地である福井県立図書館まで、ビートと一緒にオープンカー2台で連れ立って走る。

福井県立図書館は築数年のまだ新しい建物で、美術館のようにデザイナーの意思が行き届いた設計だった。
IMG_0423.jpg

IMG_0428.jpg

IMG_0426.jpg
図書館の外周には壁がなく全面ガラス張りで、天井が非常に高い。
フロア全体にわたり優に2階分の高さがあった。
そのせいか館内は非常に明るく開放的な雰囲気。
外部から見たときに、中心部に特に高さのある区画があったのだが、どうやらそこが書庫になっているらしい(2枚目の写真の茶色の部分)。

児童図書室の規模が大きく、ゆったりとした書架配置だった。
特に絵本は、かなりの冊数を表紙が見えるように展示してあり、手に取りやすい。
鳥取県立図書館と同じく複本は重ねて置かれていた。
ちなみにこちらの図書館では児童図書室は入り口のすぐ近くにあり、ガラスの壁で一般コーナーと隔てられていた。

ビジネス情報コーナーや医療情報コーナー(闘病記文庫含む)もあり力を入れている印象を受けた。
また環日本海コーナーもあったが、こちらは鳥取県立図書館のものとは異なり、日本語で書かれた書籍で、中国・韓国・ロシアについて書かれたものを置いているようだった。

福井県立図書館は、小生がいままで見てきた中でも屈指の規模の図書館で、福井県という県の規模を考えると、異例の大きさだと思う。
明るくて設備が整っているせいか、特にS氏は気に入っていたようだ。

こちらの図書館にもおしゃれなカフェが付属していたので、またお茶をいただいていくことにした。
頼んだのはガトーショコラとアイスティ、値段も手ごろ。

カフェでしばらく話をした後、やま4氏、S氏とはここでお別れ。
わざわざご足労いただき、ありがとうございました。

この時撮影した、S氏のコペンとビートのツーショット。
IMG_0439.jpg

本当は今日のうちに石川県まで足を伸ばす予定だったのだが、時間的に厳しそうだったので、予定よりも手前のキャンプ場で宿泊することにする。
土曜のためか、家族連れが多かった。

写真はS氏にいただいた、マフィン。
自慢するためにあえてここに掲載しよう。
IMG_0440.jpg

S氏が!
小生のために!
手作りで!
しかもわざわざ福井まで!

と考えると鼻血が出そうな気分になる。
九曜は果報者です。
Sさん本当にありがとう。

しかし今日はお菓子をたくさん食べてしまったので、また明日のお楽しみに。
練り辛子とか入っていないことを祈りつつ。
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コメント

館長さんの話を聞いて

九曜さんが図書館員の能力の並列化について考えていた時、私はサッカー日本代表トルシエジャパンを思い出していました。彼は代表選手に複数のポジションが出来るようにと、徹底的にいろいろな配置に付かせました。日本代表が強くなったのはそれからです。

ほんとに濃い時間でしたね。しかし、館長さんまだしゃべり足りなかったみたいですよ。

2009.06.24 | URL | やま4 #- [ 編集 ]

Re: 館長さんの話を聞いて

コメントへのレスが遅くなってしまいすみません。

今思うと並列化という言葉はやや不適切だったかもしれません。
といってぴったりな言葉もなかなか思いつきません。
マルチタスク化、くらいでしょうか。

館長さんは本当にエネルギッシュで前向きな方でしたね。
自分も見習いたいものです。

2009.06.29 | URL | 九曜玄猫 #- [ 編集 ]
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