九曜博物誌ビートで日本一周してきました。

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旅の支度 1 乗り物編 ホンダビート 2009.10.12

テーマ:日本一周 - ジャンル:旅行 Tag [旅日記]
今回から数回にわたり「旅の支度」と題して、実際に旅へ連れて行き、使用したツールたちを紹介していきたいと思う。
小生の旅は、自転車やバイクほど過酷ではないものの、普通の車ほどヌルくもないという、微妙な位置づけではあったけれど、これらの記事がこれから旅に出ようと考えている人たちの参考になれば幸いである。

第一回目の今回は、これが無ければ始まらない、旅の足、ホンダビートについて。
本当はビートについて語りだしたら、それだけでサイトがひとつ作れてしまうくらい、思い入れのある車なのだけど、今回は基本的なスペックと、旅に関連する事柄だけを、手短にまとめてみたい。

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クローズド状態のビート。

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給油口は貴重なオプション品。

b1.jpg
マフラーはバックヤードの二本出し。




まずビートという車種については、wikipediaの項目を読んでもらうのが一番確実かと思う。
まあ、端的に言ってしまえば、ミッドシップツーシータのオープンカーで、なおかつ軽自動車というヘンな車だ。
否、個人的には、ビートとはもはや車の一種ではなく、ビートという乗り物なのだ、といえるくらい唯一無二の存在だと思っている(二郎っぽく)。

ビートの主な特徴は以下のとおり。

・1991年デビュー 
うちの子も18年前の個体だ。
18年落ちというと心情的に凹むので、擬人化して18歳と言い張ろう。

・旧規格の軽自動車 
今の軽自動車よりも一回り小さいサイズ。
高速料金は普通車の2割引で、維持費も安い。
車重が軽いため燃費も良い。

・オープンカー
トップは幌だから当たり前のように雨漏りするし、ビニール製のリアウィンドウは傷で曇って、後方視界は無いに等しい。
でもそういうものだと割り切れば、全然気にならない。
オープン走行の爽快感は何物にも換えがたく、中毒性が高い。

b2.jpg
オープン状態のビート。
2009年4月11日、出発の朝に撮影。

・エンジンが後ろにある
同じくビート乗りである森先生によれば、車というのはドライバの後ろにエンジンを搭載した乗り物とのこと。
小生も、後ろにエンジンのある車しか所有したことが無いので、これが普通だと思っている。
ちなみにミッドシップオープンモノコックボディを採用したのは、ビートが世界初。
そして搭載されるエンジンは、過給器に頼らずに64psを達成した史上唯一の軽エンジン。

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ドアの後ろにあるエアインテーク。
ここからエンジンに空気を送り込む(運転席側は冷却用)。

・二人しか乗れない
特に不都合は無い。
というか二人も乗れても仕方ないので、助手席は降ろした。

・世界最小のトランクスペース
トランクといってもほとんどエンジンルームの隙間といっていいくらいの広さで、発売当時ホンダはここにテニスラケットが入ることを謳い文句にしていた。
後で紹介する小川製のテント、アーデインDX2がぴったり収納できる程度のスペース。
このトランク以外にも、リアキャリアを使ったり、あちこちの隙間に詰めるようにしていけば、人間一人が生活するのに必要な荷物の一切合財はなんとか載ってしまう。

小生がこの子をお迎えしたのは2001年で、今までに何箇所かメンテナンスや改造のために手を入れてきている。
次にこれらの変更点や、手を加えた箇所について簡単に紹介してみたい。
ちなみに駆動系の作業の大半は一宮の主治医先生にお任せしたが、電装系については自分で行っている。

・エンジンの組み直し
高回転型であるビートのエンジンの寿命は、だいたい15万km程度といわれていて、小生の個体の場合、12万kmくらいの時に車体からエンジンを降ろして組み直している。
これは本来ならばボウリングして、オーバーサイズピストンを組むところなのだけど、純正品の供給がなくなり、作業が不可能になってしまったために、代替措置として行ったもの。
シリンダブロック、ピストン、コンロッド、など新品で入手できるパーツについては、可能な限り新品に置き換えてエンジンを組み直した。

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小生のビートに乗っていた、E07Aエンジン。
左側に3連スロットルが見える。
右側の端に乗っかっているのが、ビートの鬼門、ディストリビュータ。

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役目を終えたピストンとコンロッド。

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組み直し後のエンジン。

効果は通常のオーバーホール以上に覿面で、じつに気持ちの良いエンジンに仕上がっている。
走行距離19万kmを超えた現在も、まったく淀みなくレッドゾーンまで回すことができる。
ちなみにビートの弱点といわれるタイミングベルトについては、アクティ4WD用の強化ベルトを純正流用している。

・クラッチ交換
エンジンの組み直しのときに、ついでに交換してもらっている。

・燃料ポンプの電源強化
純正の電源線を信号線にしてリレーをかませ、新しい電源線を2.0sqで引きなおした。
旧車の定番チューニングで、実際かなり効果があった。
だけど、端子の接続がゆるんで、走行中にいきなりエンジンが止まったことがあるのは内緒。

・キーレスエントリーとセキュリティシステムの導入
これらの装備はビートには、オプションですら設定されていなかったので、両方の機能を備えた後付けのキットを組み込んだ。
ドアロックモーターの取り付けから始めなければならず、かなり面倒な作業だったけれど、幌車にセキュリティは必須だと思う。

・ルームランプの設置
ビートの車内照明は足元のフットランプのみで、ルームランプが無いので自作した。
ルームランプが無ければ、日没後に地図を見ることもできず、旅の進行に大きな支障をきたしたはず。
ハウジングはプジョー206のウィンカーを流用し、ピラーの中央部分に設置。
センタートンネル上に独立したスイッチを設置したほか、助手席側のドアにもドアスイッチを追加している。

・オーディオ機器等
これらは機能パーツではないけれど、いろいろと手を加えている。
純正のダッシュボード上のスピーカを改造して、中身を社外品に入れ替えたり、本来設置できない2DIN規格のヘッドユニットを助手席側のコンソールにぶら下げたり。
iPodをつなげるようにもしてあるので、使い勝手では最近の車のオーディオにも引けをとらないはず。
他にもOFCケーブルを導入したりデッドニングをしたりバッフルボードを自作したりしたけれど、そのあたりで熱意が尽きて、ドアスピーカ自体は純正のままだったりする。
お金に余裕ができたらまた交換しよう。

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内装を剥いだ状態。
一年のうち大半がこの状態なのは気のせいか。

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ダッシュボード上のスピーカは、外側のハウジングこそ純正品だが、中身はそっくり社外品。

・車載カメラの設置
詳しくはカメラの記事で紹介することになると思うけれど、ルームミラーの裏側にアングル(金具)を貼り付けて、デジカメを固定できるようにした。
インターバル撮影や動画撮影の機能を使えば、運転中に見た景色が記録できるし、さらにGPSを組み合わせれば撮影位置の記録も可能。
ミラーの裏側なので、もちろん視界の妨げにはならない。

続いては荷物の積載方法について。
先にも触れたとおり、ビートの車内スペースは歴代国産車の中でも有数の狭さを誇る。
限られたスペースに、人間一人が数ヶ月生活するのに必要な物資を積み込むため、立体パズルのように頭を使う羽目になった。

・応急タイヤの撤去
応急タイヤのゴムは大体10年くらいが寿命といわれていて、小生のビートに載っていたタイヤにもヒビが生じていた。
またタイヤの重量は10kgを超え、それを支える金具とボディにも傷みが見られたため、思い切って応急タイヤを降ろしてしまうことにした。
現在ではタイヤの置いてあったフロントスペースにはツールボックスを設置し、パンクの修理キット(スプレー充填式ではない)とエアポンプ、工具類を収納している。
タイヤが無くなりフロントスペースにも余裕ができたので、隙間を埋めるようにして圧縮袋に入れた衣類を積載していた。

b11.jpg
旅の途中のフロントスペース。

・助手席の撤去
助手席を取り外し、空いたスペースへ20インチの折りたたみ自転車を収納した。
助手席を固定していたボルト穴にアンカーを取り付けてベルトを追加し、純正シートベルトとあわせて二つのベルトで自転車を固定している。
ちなみに助手席を降ろさなくても自転車を載せることはできるけれど、その場合は他の荷物が載らなくなってしまう。
このスペースに収納したのは、水のポリタンク、米・調味料類、保冷バッグ、自転車、サブカメラバッグ、メインカメラバッグ、書籍類で、さらにオープンにする場合は目隠し代わりに、上からシュラフとインナーブランケットで覆っていた。

b10.jpg
旅の途中の助手席側の積載状況。

・運転席の後ろ側
このスペースは比較的荷物の出し入れが容易なので、防寒着や書類ケースなど利用頻度の高い品を優先的に収納していた。
また運転席とドアの隙間には、現在地の載ったツーリングマップルを常備し、すぐに取り出せるようにしていた。

・たたんだ幌の隙間
幌を開けた時にできる隙間には、食器・調理器具類、お風呂セットなど、頻繁に出し入れしないものを置いていた。
もちろん盗難防止のために、上から幌カバーを被せている。
ちなみに幌を閉めれば、もう少し余裕のある空間になるので、助手席側に散らかった小荷物を適当に放り込んだりもしていた。

・リアキャリア
自分以外に実際に使っている人を見かけたことのない、ビート純正リアキャリア。
最大積載量が5kgと、ほとんど見掛け倒しの性能なので、シュラフやマットなど軽量なものしか載せることができなかった。
本当はライダーが使っているような防水バッグがあれば雨でも平気なのだろうけれど、予算の都合で手が出なかったため、それらの荷物は燃えるゴミの袋(大)に詰め込んだ後、目隠し用の黒い薄手の袋に収納していた。
袋は、バックル式のベルトでキャリアへくくりつけた後に、上からネットを被せて固定している。

・リアトランク
これが噂の世界最小トランク。
このスペースにはエンジンの余熱が入り込む上に湿気がこもるので、デリケートな扱いを要する荷物は置けない。 
非常停止板、レインウェア、テント、テント用グランドシート、ペグ抜き、ミニハンマー、折りたたみイスなど、基本的には宿泊地に到着してから使う、濡れても大丈夫なもの収納していた。

b13.jpg
旅の途中のリアトランクの積載状況。
 
以上が、ZUMI氏には手品のようだ評され、旅先で出会ったビート乗りには驚愕され、事情を知らない人には荷物のたくさん載る車だと誤解された、驚異の積載方法の種明かし。

次回の記事では乗り物編の第2弾、自転車について紹介したい。
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コメント

こんにちは

やはりビートなどの小さくて90年代前半の車のホイールは黒に限りますよね!!

収納スペースなどは驚きました。
ここまで色んな物が入るとは…。


2009.10.12 | URL | 元禄V8 #wLMIWoss [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんばんは
じつはホイールはCE28のブロンズカラーだったりします。
ブレーキダストで黒ずんで、ワタナベっぽく見えたかもしれません。
個人的には13インチのあるTE37のほうが良かったかもと、ちょっと思い悩むこともしばしばです。

積載方法については、今回のはあきらかに上級者向けでしたw
ただ、ここまで極端に詰めこまなくても、2人で2泊か3泊程度の旅行に行くくらいの荷物は、載せられます。

2009.10.12 | URL | 九曜玄猫 #- [ 編集 ]
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