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旅の支度 9 撮影機材編 Cyber-shot DSC-H5 2009.11.02

テーマ:日本一周 - ジャンル:旅行 Tag [旅日記] []
今回はサブカメラとして使用していた、ソニーのCyber-shot DSC-H5について紹介したい。
このカメラの基本スペックについては、以下の通り。

有効画素数:720万画素
撮像素子:1/2.5型CCD
液晶:3インチ 23万ドット
記録メディア:メモリースティックProDuo
重量:406g

レンズ:36-432mm F2.8-3.7(35mm判換算、光学12倍、デジタルズーム併用で18倍(648mm)まで)
手ぶれ補正機構内臓

このH5の日本での発売は2006年の5月ごろ。
コンパクトデジカメは世代交代が早いので、何世代前の機種になるのかはわからない。
2009年現在の現行機種では、DSC-HX1が該当するようだ。

camera4.jpg



小生がこのカメラを購入したのは、やはりモデル末期の2007年1月のことだった。
以来、前回紹介したKDXを入手するまでのおよそ1年間、メインカメラとして使用し、1万枚以上撮影している。
新しいカメラを買うと、古いカメラは手放してしまう人が多いらしいけれど、小生は現在もH5をサブカメラとして活用している。
特に小生は一眼用の望遠レンズを持っていないので、光学12倍ズームを生かして、望遠担当カメラとして使うことが多い。

それではまず、小生が特に気に入っている点を述べてみたい。

・小型軽量
・単三電池2本で駆動
・手ぶれ補正機構内臓
・液晶が大きくきれい
・ボタン等の配置が使いやすい
・コンパクト機のわりにきれいに撮れる

はじめに小型軽量であるという点。
35mm判換算で432mmというとかなりの望遠レンズで、一眼レフで同じ焦点距離のレンズを使おうとすると、全体で軽く1kgは超えてしまう。
そう考えると、H5の400g少々という軽さは際立っているし、気軽に鞄に突っ込んで持ち運べるサイズというのもありがたい。
もっとも実際のところは、他メーカーからも同じようなコンセプトのカメラは出ていて、それらと比べて極端にコンパクトというわけではない。
ただ後述する単三2本で駆動するという利点もあって、撮影状態で軽いのは事実。

H5のボディデザインは、一般的なカメラとビデオカメラの合いの子のような、ずんぐりした妙なデザインだ。
これは同時期に存在した上位機、Cyber-shot DSC-R1と共通のデザインコンセプトではないかと思う。
(R1は大型センサーにツァイス製レンズ、ゾナーを搭載した、サイバーショットシリーズの中でも伝説的な存在で、下手な一眼レフ以上の描写力を誇る)
H5は、たしかに奇妙な形ではあるのだけど、右手の親指ポジションとグリップの位置関係が絶妙で、ホールド性は高い。
さらに左手を添えると、両手で包み込むような形になって、安定した撮影姿勢をとることができる。
これがもし、もう少し小さかったら、右手と左手が干渉して操作しにくいだろうし、逆に大きければ、気軽に持ち運べなくなってしまう。
H5のボディサイズは、持ち運びやすさと撮影のしやすさを両立した、最適な大きさだと思う。

また単三電池2本で駆動するというのも大きな長所。
同時期に出たライバル機に単三を4本使用するものがあったのだけれど、カタログ重量はほぼ同じでも、実際に撮影するときの重量はH5のほうが軽くなるというメリットがある。
その分、撮影枚数も少なくなるけれど、それでも電池が半分しかもたないということはない。

また専用電池を採用する機種と較べても、交換用の電池が安価で、しかも入手しやすいという利点がある。
専用電池は、高価なうえ小売店ではなかなか手に入らないため、ヘタリはじめる頃になるとわざわざ電池だけ買い換えるのも割に合わないような気がしてくるものだ。
逆に、専用の予備電池を最初にたくさん用意しておくと、今度はカメラ本体を買い換えようとするときに、せっかく揃えた電池がもったいなく感じてしまう。
単に小生が貧乏性なだけかもしれないけれど、やはりバッテリーに関しては汎用性が高いほうが良いと思う。
小生の場合、単三型の充電式ニッケル水素電池をあらかじめ何本か用意して、ローテーションしながら使っていた。

それから手ぶれ補正機構について。
仮に一眼レフに400mm超の望遠レンズを組み合わせたとすると、到底手持ちで撮影できるような代物ではなく、三脚の使用が前提となる。
しかしH5の場合は、強力な手ぶれ補正機構のおかげで、日中の屋外ならば400mmどころか、デジタルズーム併用の600mm超まで、手持ちで撮影できてしまう。
逆にもしこの手ぶれ補正機構がなければ、三脚なしでは望遠はとても使えず、本体のコンパクトさが生かせないということでもある。
鳥や野生動物など、なかなか近寄らせてくれない被写体を、このサイズのカメラで手軽に撮影できるのは、やはり手ぶれ補正機構の功績が大きいと思う。

背面に搭載されている液晶は、3インチの23万ドット。
最近でこそ、もっと高精細の液晶を搭載するカメラが登場しているものの、H5が登場した当時では抜群に大きくてきれいな液晶だった。
また表面には防眩コートが施されているため、屋外での視認性も悪くない。
ライブビュー撮影を前提とした設計のためか視野角も広く、メインで使っているKDXの液晶よりもずっと見やすい。

ボタンやダイヤルの配置もよく考えられている。
AFエリア選択と、ドライブモード選択(連写、BRK連写など)のボタンはシャッターボタンのすぐ近くにあって、慣れればカメラ構えたまま、人差し指の操作だけですぐに切り替えられるようになっている。
親指はカメラのホールドに使うので、使用頻度の高いボタンは、このように人差し指で操作できるようにしてあると、撮影時に余計なストレスを感じずに済む。
また前回でも少し触れたけれど、ダイヤルも人差し指側に配置されていて、それ自体にクリック機能がある。
このためAV/TV/Mモード時には、ダイヤル操作のみで項目を選び、数値を調整することができる(Pモードの場合は、露出補正は専用ボタンを押した後でダイヤル操作)
複数のボタンを同時に押すという操作がないので、押しミスも少ないし、いちいちカメラを構えなおす必要もない。
この点の操作性については、KDXよりも上だと思う。

いっぽうで、ISOとWBに独立したボタンがなく、MENUボタンから設定しないといけないので、これらの設定を頻繁にいじるような使い方だとちょっと面倒かもしれない。
小生の場合は、H5はほとんど屋外使用と割り切り、あらかじめISOは低め、WBはその場の光に合わせて設定しているため、特に不便に感じることはなかった。

肝心の描写性能も、1/2.5型CCDのコンパクト機としては相当なものだと思う。
小生の主観なんてたいしてあてにはならないけれど、条件さえ整えば一眼に迫るような写真も撮れたりする。
一眼に較べて撮像素子が小さいため、写りはとにかくシャープだ。
にもかかわらず、432mmF3.7という望遠を使えば、コンパクト機でありながら、ある程度背景をぼかすこともできる。
H5は、最近の高倍率ズーム機に較べれば、ボディも大柄でレンズ倍率も低めだけれど、その分光学設計に無理がないせいか、素直な写りだと思う。
収差もそれほど気にならない。

さて続いては、H5の不満点について述べてみたい。

・電池のもちがいまいち
・高感度撮影時のノイズが多い
・起動、AFのレスポンスが遅い
・記録メディアがメモリースティック(PRO)Duo

まずは電池のもちがそれほどよくないという点。
これは先に述べた、単三電池2本で使えるという利点と完全に背反するので、ある程度はしかたがない。
一応公称では、340枚撮影可能ということになっているけれど、液晶のバックライトをつけっぱなしにしていたり、電池にヘタリが出始めると、なかなかそこまでの枚数は撮れない。
ある程度の枚数を撮る予定があるときは、予備の電池が必須となる。

続いて、高感度撮影時のノイズが多いという点について。
この点がH5、というかソニー製デジカメの最大の弱点だと思う。
デジタル一眼との比較はいうまでもなく、同じ1/2.5インチのセンサーを採用する他のコンパクトデジカメと較べてみても、ノイズはかなり多いと思う。
ISO320あたりからノイズが目に付き始め、ISO400から上ではざらつきがひどく、ポートレートではちょっと厳しいレベルになってしまう。
ソニーもこの弱点は自覚していたようで、現行機種ではノイズを低減する機能がいくつも盛り込まれているらしい。

またレスポンスの悪さについて。
起動にかかる時間はだいたい2秒程度で、一眼に較べれば、かなり遅い。
次回紹介する予定のニコンのコンパクトデジカメ、COOLPIX S500の起動時間0.6秒と較べても3倍以上遅い。
またAFについても、シャッターボタンを半押しにしてから、合焦がワンテンポ遅れるという印象を受ける。
このレスポンスでは、飛んでいる鳥や走っている人など、動きのある被写体をとらえるのは難しいと思う。
ただ、これ以降のモデルでは、AFの合焦レスポンスについては、処理エンジンの高速化にともなって、かなり改善されている模様。

それから、カメラ自体というよりもデータ転送に関する不満として、記録メディアにMS-Duoを使っている点があげられる。
旅をしていると、毎日メディアからPCへ撮影した写真データを移すことになるのだけど、MS-Duoではリーダへ読み取らせるのに別途アダプタが必要となる。
直接リーダに挿せるSDよりも、ひと手間余分にかかってしまうわけだ。
もっともこれはソニーのせいというよりも、Duoを直接読み取れないメディアリーダを載せている、PCメーカの責任だと思う。
そもそも最近では、無印のメモリースティックなんてほとんど使われていないのに、PC搭載のメディアリーダの多くが、いまだに無印MSしか挿せないのはちょっと時代錯誤だと感じる。
市販品のUSB接続のリーダの中には、無印とDuoの両方をそのまま挿せるものもあるので、PC搭載のリーダにももっと普及させてほしいものだ。

H5のインプレッションは大体以上だろうか。

小生はこのH5を買った一年後に、一眼レフのKDXを買っているけれど、いまだにH5の出番は多い。
KDXよりもコンパクトで軽いし、カバンに入れて気軽に持ち運ぶことができる。
ちょっと出かける時に連れて行く、いわゆるお散歩カメラとしては最適だと思う。
一瞬のシャッターチャンスを逃さないように、気合を入れて撮影するというよりも、まったり散歩しながら気に入った被写体を撮っていくという使い方が向いている。
レンズの写りは悪くないし、暗いところや動きのある被写体以外なら、これ一台でだいたいこなせてしまう。
さすがに最新の機種に較べれば、顔認識やDレンジ拡大機能などもなく、機能的に見劣りする点も多いし、絶対的な描写力では一眼には及ばないものの、なぜか愛着があって手放す気になれないカメラだ。

最後に、H5で撮影した写真を何点か紹介して、本稿の締めくくりとしたい。
なお焦点距離のカッコ内は35mm判換算の数値。

2007年8月 長野県 飯田線廃線跡
sample9.jpg
1/2.5 F3.2 ISO80 7.5mm(45mm)三脚使用

2007年11月 岐阜県 矢作湖畔の紅葉
sample10.jpg
1/200 F4 ISO125 72mm(432mm)

2007年11月 岐阜県 高山市上三之町
sample11.jpg
16 F3.2 ISO80 6mm(36mm)三脚使用

2009年3月 愛知県 愛知県図書館の猫
sample12.jpg
1/250 F4 ISO125 72mm(432mm)

2009年4月 奈良県 薬師寺東塔水煙 飛天
sample13.jpg
1/800 F5.6 ISO125 72mm(432mm)

2009年4月 広島県 向上寺三重塔組み物
sample14.jpg
1/160 F4 ISO80 71.3mm(427.8mm)

2009年7月 北海道 7/22の日蝕
sample15.jpg
1/2000 F8 ISO125 72mm(デジタルズーム併用648mm)

次回はコンパクトデジカメ、Cyber-Shot DSC-T10とCOOLPIX S500を紹介する予定。
コメント(4) | トラックバック(0) | 旅日記前記 旅の支度 | 編集

コメント

通りすがり

中古品注文したので
参考になりました

2010.11.12 | URL | フランダースの猫 #- [ 編集 ]

Re: 通りすがり

フランダースの猫さん、はじめまして。

こんな過疎ブログでも、参考にしていただける方がいるとは驚きです。
H5末永く大切にしてあげてください。
よい写真ライフを。

2010.11.13 | URL | 九曜玄猫 #- [ 編集 ]

参考になりました

最近、仕事用に中古で購入したので、
レビューは大変参考になりました。
色乗りの良いカメラですね。

2012.03.17 | URL | 涼一 #OLHiJ7es [ 編集 ]

Re: 参考になりました

涼一さん、初めまして。
(もしかして初めましてでなかったらすみません)

7年ちかく前の機種なのに、この記事からお二人も購入された方がいらっしゃることに驚きです。
栄枯盛衰の激しいデジタル機器市場にあって、H5がいかに愛されてるのかがわかり、一ユーザとしてうれしい限りです。
どうか末永く大切に使ってあげてください。

追伸
ブログ拝見しました。
写真、小生の嗜好どストライクでしたw
サンホリのアレンジも初めて聞く曲が多かったのですが良いですね。



2012.03.18 | URL | 九曜玄猫 #- [ 編集 ]
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