九曜博物誌ビートで日本一周してきました。

九曜玄猫
TOP > スポンサー広告 > 旅の支度 10 撮影機材編 Cyber-shot DSC-T10TOP > 旅日記前記 旅の支度 > 旅の支度 10 撮影機材編 Cyber-shot DSC-T10

スポンサーサイト --.--.--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 | 編集

旅の支度 10 撮影機材編 Cyber-shot DSC-T10 2009.11.06

テーマ:日本一周 - ジャンル:旅行 Tag [旅日記] [模型] [ラーメン]
今回はコンパクトデジカメを二台紹介して、カメラの話はこれでおしまいにするつもりだったのだが、長くなりそうなので、結局一台ずつに分けることにした。
カメラに興味の無い方には退屈な話になってしまうが、もうしばらく我慢してお付き合いいただきたい。
(とはいっても、カメラ以外にもこの先、デジタルガジェットの話が延々続きそうなのだが)

今回紹介するのは、携行用カメラとして旅の間いつも持ち歩いていたソニーのCyber-shot DSC-T10。
光学3倍ズームのレンズを搭載し、ほぼクレジットカードと同じサイズという、よくある売れ筋モデルのデジカメだ(最近ではズーム倍率はもっと高めかな)。
このカメラの基本スペックは次のとおり。

有効画素数:720万画素
撮像素子:1/2.5型CCD
液晶:2.5インチ 23万ドット
記録メディア:メモリースティックProDuo
重量:140g

レンズ:38mm-114mm F3.5-4.3(35mm判換算、光学3倍、デジタルズーム併用で4.5倍(171mm)まで)
手ぶれ補正機構内臓

camera2.jpg
左からニコンCOOLPIX S500、ソニーCyber-shot T10と比較用のiPodnano。
カメラ二台はクレジットカードとほぼ同じサイズ。


Cyber-shotのTシリーズといえば、伝統的に屈曲レンズ、つまり外に飛び出ないタイプのレンズを搭載した、スリムなデジカメだ。
初代のT1から、スライド式のレンズカバーを採用し、それが同時に電源スイッチを兼ねるというデザインで(一部モデルを除く)、その点もこのT10に引き継がれている。
Tシリーズは派生モデルが多く、このT10が初代から何世代目にあたるのか、また現行機種の何世代前のモデルなのかはわからないけれど、発売は2006年の8月。
センサーに新型のCMOSを搭載したTX-1が現行の最新機種のようだ。

小生がこのT10を購入したのは、例によってモデル末期となった2007年のこと。
それ以前に3年ほど使っていた、同じくCyber-shotTシリーズのT3からの買い換えとなった。
(T3はスライド式レンズカバーが無い異端モデルで、不人気だった)
モデル末期ということもあったのだろうけれど、小生がT3を買ったときの半額以下の値段で買えてしまった。
この手のデジタルツールの高性能、低価格化には、目を見張るものがある。

このカメラの特に気に入っている点は以下のとおり。

・携帯性と操作性が抜群
・接写に強い
・バッテリー表示として、使用可能時間が分単位で表示される
・デザインが格好良い

まず携帯性と操作性について。
T10の正面から見た大きさは、ほぼクレジットカードと同じで、厚さも一番厚い液晶部分でも20mm程度と、とにかくコンパクトにまとまっている。
ただ見た目よりは多少重くて、手にすると意外にずっしりとした印象を受ける。

素晴らしいのは操作性で、前面のレンズカバーをスライドさせるだけで電源が入り、すぐに撮影できる状態になる。
カメラを取り出してから、撮影するまでの操作が、片手で簡単に行えてしまうのだ。
屈曲レンズとレンズカバースイッチの組み合わせの賜物だろう。

camera7.jpg
レンズカバーを下へスライドさせるだけで、即座に撮影可能になる。

camera8.jpg
屈曲式のため、レンズは外に飛び出さない。

これが沈胴式、いわゆる普通の飛び出るレンズを載せたカメラの場合、カメラを取り出す→電源スイッチの位置を確認→電源を入れる→レンズが出てくるのを待つ→撮影、という手順を踏まなければならない。
T10の手軽さに慣れてしまうと、このシークエンスは非常にわずらわしく感じてしまう。
なおT10の起動速度は1.6秒で、高速起動を売り物にするS500には及ばないものの、前回紹介したH5よりも高速。
操作の簡単さに加えて、起動もそこそこ早いので、撮影時にストレスを感じることは少ない。

また接写に強いという点も、T10の大きな特徴。
実は、小生が使っているデジカメの中で、一番接写に強い機種だったりする。
拡大鏡モード(スーパーマクロ)を使えば、レンズから1cmの距離まで被写体に近づくことができる。
このモードで撮影した写真を、PCの大画面で表示させると、微小の世界が拡大されてなかなか新鮮だ。
昆虫の複眼や、花の毛細管まで精細に写り、はっきりいって肉眼では見えないような部分まで捉えることができる。
ちなみに、このブログの模型カテゴリーの写真は、ほとんど全て、このT10で撮影したもの。
一眼レフではボケが大きすぎて、模型のディテールを捉えきれなかった。

拡大鏡モードのほかにも通常のマクロモードがあり、こちらはさらに使用頻度が高い。
拡大鏡モードほど近くには寄れないものの、手ぶれが出にくく合焦が早いので気軽に使うことができる。
たとえば雑誌や新聞の記事を、マクロモードで撮っておけば、いちいち切り抜いてスクラップするよりも手間が掛からないし、保存にも困らない。
画素数を3Mピクセル程度に設定すれば、新聞の一面を全部読めるくらいの解像度も余裕である。
きちんと構えて写真を撮るというスタイルではなく、メモ代わりで気楽に使えるので、記録用途には本当に便利なカメラだ。
旅の途中では、毎日T10で車のオドメーターを撮影しておいて、前日の数値との差から一日の移動距離を求めていた。

それからバッテリーの残量表示が、分単位で表示されるのも非常に好印象。
まあ撮影の仕方によってだいぶ誤差が生じるけれど、それでも、よくある三段階表示よりはずっとわかりやすい。
あとどれくらい使えるのかが一目瞭然なので、撮影や充電に、ある程度計画を立てて臨むことができる。

ちなみに後述するS500をはじめ、最近ではバッテリー表示自体が無いカメラがあり、これらは反対に非常に使いにくいと感じる。
S500では、バッテリーが切れる直前になって、初めて警告表示が現れるという仕組みになっているので、通常状態ではどの程度バッテリーが残っているのかさっぱりわからない。
それで充電のタイミングを逸してしまい、撮影途中でいきなりバッテリー切れに陥ってしまうということが何度かあった。

話は少しそれるけれど、最近では車でも水温計やレブカウンタが無かったりと、ユーザへ余分な情報を与えないようする指向が広まってきている。
パーツを減らしてコストダウンという目論見もあるのだろうけれど、話は計器類だけではない。
なるべくエンジン音を聞こえないようにする。
あるいは、路面の凹凸を拾わないようにする。
たしかに快適ではあるのかもしれないが、こうしたユーザへ伝えるべき情報を遮断してしまう方向性には首を傾げざるを得ない。
自分が愛用している機械の状態がわからないのは、個人的には非常に不安だ。

小生のような人間は、現在では少数派なのだろうか。
それでもやはり、カメラでも車でも、なるべく詳細に現状を伝えてくれるものが好ましいと思う。

話をT10に戻そう。
T10のデザインは、シンプルで格好いいと思う。
レンズカバーがそのまま電源スイッチを兼ねる点など、単なる意匠ではなく、実に合理的でよく考えられたデザインだ。
そのカバーにも、ちょうど右手の人差し指があたるところに突起があって、スムーズにスライドできるように工夫されている。
タッチも軽く、カチン、カチンと小気味よくスライドし、とにかく使っていて気持ちがよい。
これが最新のTシリーズだと、更なる薄型化のためにカバーにひっかかりがなくなり、若干スライドさせにくいのはちょっと残念。
T10くらいの厚さが、使い勝手の面でもちょうどよいと思う。

それから後継機種では、背面は全面液晶のタッチパネルになったけれど、T10にはまだボタンが残っている。
ほとんど全自動のカメラなのに、露出補正用に独立したボタンまであるのは立派だと思う。
GUIはH5と同じもので、初めてでもそれほど迷うことなく操作できる。

続いて、小生がT10で不満に感じている点について述べたい。
とはいっても思い浮かぶ不満点は一つだけで、つまり、他の機種に較べれば写りがいまいちという点。

これは、外に飛び出さない屈曲式レンズを搭載したことによる弊害で、この方式を採用する以上、ある程度は仕方がない。
普通であれば、外側へせり出していくレンズ群の動きを、この小さな筐体内ですべて行わなければならず、そのためにレンズをぎりぎりまで小型化しているからだ。
さらにその内部の動きも、カメラの前後に厚みが無いため、プリズムで像を90度屈折させ、上下に動かすことで実現している。
つまり小型化に加えて、プリズムという余計なパーツが介在することによって、比較的暗く、描写も甘いレンズになってしまうわけだ。
ちょっと光量の多いシーンでは画面が白っぽくなってしまうし、発色もそれほどよいとはいえない。
また開放絞り値もF3.5と明るくはないので、暗いところでは手ぶれが出やすい。
T10は手ぶれ補正機構を載せているので、それでもかなりましにはなっているが、未搭載のT3は本当に悲惨だった。

とはいっても、これらは一般的な沈胴式レンズのカメラと較べれば、という話。
先に述べたように、メモや記録代わりに写真を撮るという使い方ならば、全く問題はないレベル。
もちろん、携帯のカメラなどとは比べ物にならないくらいきれいに写る。

そういえば、他にもメモリースティック(Pro)Duoを使っているために、データ転送が面倒という不満もあるにはあるのだが、これは前回紹介したH5と同じ。
カメラやMS-Duoが悪いというよりも、対応リーダーを載せないPCに対する不満なので、ここでは繰り返さないでおこう。

総評としてT10は、とにかく手軽に扱えるカメラだ。
ポケットに無理なく入る大きさだし、特に注意しなくても、片手で簡単に扱うことができる。
小生はこのT10をいつも肌身離さず持ち歩いていて、ちょっと気になったものがあれば、すぐに取り出して撮影できるようにしている。
携帯カメラの操作性を向上させて、高速化、高精細化したものと考えれば、近いイメージかもしれない。
写真を撮影するためのカメラというよりも、メモ代わりに使えるデジタルガジェットといった印象だ。

Cyber-shotのTシリーズも現在では、レンズも処理エンジンも撮像素子も液晶も改良され、さらに進化しているけれど、小生はこのT10をまだまだ使い続けたいと思う。
デザインもよいし、撮影する時以外にもときどき取り出して、手に取って眺めたくなるほど気に入っている。

さて最後は、恒例の撮影サンプルを載せて、締めにしたい。
焦点距離のカッコ内は35mm判換算の数値。

Ausutin Mini Cooper S搭載のBMC A型エンジン(1275cc拡張版)(タミヤ製1/24キット改造)
sample18.jpg
1/20 F3.5 ISO320 6.33mm(38mm)
タミヤのミニのキットは、古い金型にもかかわらず非常によくできた名品。
車の構造を勉強をしたい人には特にお勧め。
ちなみにこのエンジンは10円玉と同じくらいのサイズ。

Lotus Elise Phase2 111S(Autoart製1/43モデル)
sample19.jpg
1/40 F3.5 ISO160 6.33mm(38mm)
ビートの次くらいに好きな車。
接着剤でつなげたアルミ製フレームにFRPのボディを載せた、超軽量オープンカー。
駆動方式は当然MR。
これは全長8cmくらいのスケールモデル。
市販の完成品はやはりディテールがいまいち。

ピンキーコス綾波レイ
sample17.jpg
1/80 F3.5 ISO125 6.33mm(38mm)
復刻されているのでたいして珍しくはないけれど、一応2004年購入の初期ロット。

神奈川県海老名市にある中村屋本店のメニュー
sample16.jpg
1/500 F5.6 ISO125 6.33mm(38mm)
やはり通は「かけ」だろうか。
T10はこのようにメモ代わりに使うことが多い。
写真に撮っておけば、後から簡単に確認ができる。

次回でいよいよ旅で使ったカメラの紹介も最後。
ニコンのCOOLPIX S500。
コメント(4) | トラックバック(0) | 旅日記前記 旅の支度 | 編集

コメント

お久しぶりです。
これだけの数のカメラがあるとは…。
カメラを一台分けてくださいよww
それはともかく
タミヤのミニのプラモデルは改造と書いてありますけどどこを改造されているのでしょうか。
まだミニのキットは作ってないのでよく分からないんですよ。

2009.11.06 | URL | 元禄V8 #wLMIWoss [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんにちは。
デジカメはいいですよ。
何でも気軽に撮れるし、初めて買ったときは、ものの見方が変わりました。

タミヤのキットについては、改造という言葉はちょっと大げさだったかもしれません。
せいぜいディテールアップくらいかな。
エンジンについては、プラグコード、ブレーキ、クラッチのパイプ、ワイヤー類などを追加しています。
手前に見えている導風ダクトは、真鍮線と収縮チューブで作りました。
他にもいろいろ自分で作ったパーツを追加しているんですが、なにぶん随分まえに組み立てたものなので、どれがキットのものでどれが自作のパーツなのか、記憶があいまいです。

2009.11.07 | URL | 九曜玄猫 #- [ 編集 ]

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

2014.06.16 | | # [ 編集 ]

Re: 持ち歩きカメラ

suomiさん

はじめまして。

今の持ち歩きカメラは、オリンパスのE-PL6に、LUMIX20㎜ F1.7を組み合わせることが多くなりました。
ちょっと前に触る機会のあったリコーのGRと迷ったのですが、一眼のサブ機(望遠担当)としても使えるということで、マイクロフォーサーズに落ち着きました。
画質面での不満はなくなりましたが、反面、このカメラはGUIの操作性に疑問の残る点がなきにしもあらず。

いっぽうのT10は、現在ではケータイのカメラと比べても厳しい性能ですが、それでもあの合理的なデザインと接写性能は充分魅力だと感じます。
うちの個体は、昨年手ブレ補正機構が故障しましたが、修理に出して、今でも大切に手元に置いています。
模型工作などの、ごく微細な作業の記録を撮るには、まだまだ現役ですよ。

RX100はそんなに「じゃーじゃー」言いますか?
それにスリープ無しって、そのクラスのカメラだと結構厳しい仕様ですね。

2014.06.16 | URL | 九曜玄猫 #- [ 編集 ]
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
    (copyボタンはIEのみ有効です)
« 旅の支度 11 撮影機材編 COOLPIX S500 | ホーム | 旅の支度 9 撮影機材編 Cyber-shot DSC-H5 »

script by WEB Memorandum
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。