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旅の支度 11 撮影機材編 COOLPIX S500 2009.11.14

テーマ:日本一周 - ジャンル:旅行 Tag [旅日記]
カメラの紹介は今回で本当に最後。
小生が旅へ連れて行った4台目のデジカメ、ニコンのCOOLPIX S500について紹介しよう。

S500は、前回紹介したCyber-shot T10と同じく、クレジットカードサイズのコンパクトデジカメで、光学3倍ズームのレンズを搭載している。
とはいっても、こちらのカメラは普段持ち歩いたり、スナップ的な使い方をすることはめったになかった。
最初からインターバル撮影機能を利用した車載カメラにするつもりで購入し、実際に、ほとんどそのための専用カメラとしてしか使っていない。

camera9.jpg

S500の基本スペックは次のとおり。

有効画素数:710万画素
撮像素子:1/2.5型CCD
液晶:2.5インチ 23万ドット
記録メディア:SD
重量:125g

レンズ:35mm-105mm F2.8-4.7(35mm判換算光学3倍、デジタルズーム併用で12倍(420mm)まで)
手ぶれ補正機構内臓
顔認識AF搭載

見てのとおり、カタログスペックではT10とそれほど変わらない。
違うのは、沈胴式、つまり普通の飛び出るレンズを搭載しているのと、半年ほど新しいモデルなので顔認識AFを実装している点くらいだろうか。


COOLPIX S500は、それまでコンパクトカメラが苦手とされていたニコンが、2007年春初めて本気で投入した小型軽量モデルで、発売当時世界最小・最速を謳っていた。
つまり、光学式手ぶれ補正機構を搭載したデジカメとしては世界最小のサイズと、0.6秒というコンパクトデジカメとしては世界最速の起動時間を誇るデジカメだったわけだ。
以来COOLPIX S3ケタシリーズは改良を重ね、現在ではS640が最新モデルのようだ。
ちなみにCOOLPIXには、他にもS1ケタと2ケタとのモデルがあり、こちらはT10と同じような屈曲レンズ搭載のスリムモデル。

小生がS500を購入したのは、またしても2007年の秋のこと。
考えてみれば、今使っているデジカメは4台とも2007年に買ったことになる。
ちょうど車載カメラの構想を練っていた時に、たまたま量販店のワゴンセールで見かけたために、ほとんど衝動買いに近い勢いで買ってしまった。
小生には珍しいことだ。

それでは、このカメラの気に入っている点について述べてみたい。

・インターバル撮影機能
・小型軽量
・レスポンスが高速

まずはインターバル撮影機能について。
インターバル撮影というのは、一定時間おきに自動的にシャッターを切る機能のことで、最近ではこの機能があるデジカメは少なくなってきている。
今、コンパクトデジカメでインターバル撮影ができるのは、ニコンとリコー製のものくらいだろうか。
本来は、花の開花や、雲が空を流れていく様子など、なかなか肉眼では気づかないような、ゆっくりした動きの被写体を撮影するための機能だ。
連続して撮影した写真を眺めれば、どのように対象が変化していったのかが一目でわかり、なかなか面白い。

冒頭でも述べたとおり、小生がS500を買った理由は、このインターバル撮影機能があるという一点に尽きる。
カメラを車載してこの機能を使えば、一定時間ごとに運転席からの景色を自動撮影することができるわけだ。
さらに次回紹介する予定のGPSツールと組み合わせれば、撮影した写真に位置情報を埋め込んで、地図上に表示させることもできる。
いつ、どのルートを走ったかに加え、その地点から見える景色までが自動的に記録されるので、記憶の補強にはかなり役に立った。

ここで車への具体的な取り付け方法についても、紹介しておきたい。
最近では小型ナビの普及にともなって、汎用の小さなスタンドが何種類も売られているので、それらを流用するのが一番手っ取り早いと思う。
しかし、小生がS500を買った当時には、そのようなスタンドはあまり市場に出回っていなかったし、使うにしてもどうしても視界を妨げてしまう。
そこで考えたのが、ルームミラーの裏側へ固定するという方法。
この場所ならばカメラが視界に入ることはないし、ミラーを動かすことである程度撮影アングルを調整できる。

第1バージョンでは、ミラー裏側へ大きめの携帯ホルダーを取り付けて、そこにカメラを載せるという方法を取っていた。
6月に一度帰宅するまでは、この第1バージョンだった。
ただこの方法だと、カメラを載せるのが簡単な反面、大きな振動が加わった時に落下する危険があるのが問題だった。
というか実際これまでに何度か落としている。

そこで6月の一時帰郷中に、第2バージョンへと改良することにした。
第2バージョンでは、板材にエーモン製の汎用金具(S731)を取り付けたものを使っている。
板材の裏側にはクッションテープをかませて角度を調整し、配線バンドでルームミラーへくくりつけた。

camera10.jpg

カメラの固定には、三脚用のネジ穴を使うことにして、インチねじで金具へと固定している。
これで振動が加わっても、カメラが落下する危険はなくなった。

camera11.jpg

なお車体側には、穴を開けたり切断したりという不可逆な改造は一切していない。

しかし、このような仕組みで自動撮影された写真は、思ったよりもうまく撮れない、というのが正直な感想。
人間が構えて撮影しているわけではないので、構図がいまいちだったり、車の振動のせいで手ぶれ補正機構でも補正しきれないぶれが生じてしまうことが多かった。
まあぶれについては、後述するように意図的にISO感度を落としていたのも原因だし、ビートのように振動の多い車でなければ、気にするほどではないのかもしれない。

つづいてS500の特徴二つ目、小型軽量であるという点。
先にも述べたとおり、S500は発売当時、手ぶれ補正機構搭載のデジタルカメラとしては、世界最小を謳っていた。
クレジットカードよりもほんの少し小さいくらいのサイズで、これはT10とそれほど変わらない。
ただ重量は、T10の140gに対してS500は125gと25g軽く、さらにバッテリーが小型のために、撮影時にはもっと差があるように感じられる。
T10の重さに慣れているとS500を手にしたとき、お、軽いなと思うくらい。

小型軽量というのは車載カメラとしては結構重要な要素だ。
インターバル撮影機能のところで紹介したとおり、リコー製のカメラでもインターバル撮影ができるものがあるのだけど、そちらはS500よりもずっと大きくて重い。
小生のように、ビートのルームミラーに取り付けるという固定方法だと、リコーのカメラではサイズ的に無理が生じるだろう。
じつは、S500でもぎりぎりのスペースしかないのだ。
それに重量があれば、それだけ万が一落下した際のダメージが大きくなる。

とはいっても、リコーのカメラは画質や撮影機能に定評があり、固定方法を変更してでもそちらを選んだほうがよかったのでは、と思うこともしばしば。
ちなみに、小生と同時期に日本一周をしていた某自転車乗り氏は、リコーのCXを使っているそうだ。
氏は某投稿サイトで動画を投稿されているが、さすがに写真はきれいだと思う。

特徴の三つ目、レスポンスが高速という点について。
S500は世界最小に加えて、世界最速をも売り物にしていた。
それは0.6秒という起動速度だけでなく、0.005秒というレリーズタイムラグも含めて世界最速だったらしい。
この数値はコンパクトデジカメとしては異例のもので、これ以上速いカメラは一眼レフにしか存在しなかった。
(ちなみにKDXは起動0.2秒、レリーズタイムラグは0.0001秒程度で、これでも一眼としては遅いほう)
とにかくレスポンスの良いコンパクトデジカメで、沈胴式レンズでありながら電源を入れれば、ほとんど即座に撮影が可能となる。
また液晶の反応速度もT10より早く、ほとんどもたつく感じがしない。
たぶん携帯カメラしか使ったことのない人は、このレスポンスの速さにびっくりすると思う。

では次にS500の不満点について述べてみたい。

・操作性が悪い
・電池の残量表示が無い
・接写に弱い
・デザインが凡庸

一番の不満点は、操作性が悪いということだろう。
小生は購入して2年以上たつのに、いまだに操作に迷うことがある。
具体的には、「MODE」と「MENU」という二つのボタンがあるのだが、これらのボタンの機能の割り振りが不明確で、非常にわかりにくい。
いちおう「MODE」ボタンは、カメラ設定、動画撮影、通常撮影などの切り替え、「MENU」ボタンはWB、ISO、AFなど撮影の詳細に関する設定、と分けられてはいる。
しかし、ISO設定は「MENU」なのに高感度撮影は「MODE」からだったり、シーン別撮影は「MODE」で選択した後でさらに「MENU」の中から選ぶという具合に、とにかくごちゃごちゃしていて混乱してしまう。
ちなみにインターバル撮影は、「MODE」ではなく「MENU」の連写設定から行うことになっている。
さらにいうと、インターバル撮影は高感度撮影と併用はできても、シーン別撮影とは併用できない、という点もややこしい。
それなりに多機能なカメラなのに、これだけ操作がわかりにくいと使う気が起きない、というのが正直な気持ちだ。
小生はいちいち設定をいじりたくないので、完全に車載専用のカメラにしてしまったが、これがもう少しましなインターフェイスだったら、もっと普段から持ち歩くようになっていたかもしれない。

つづいて電池の残量表示が無いという点。
これは先のT10の記事でも触れたとおり。
T10が分単位で電池残量を知らせてくれるのに対し、S500には普段は表示がなく、残りが少なくなってきて初めて警告表示が出るという方式になっている。
このためあとどれくらい撮影できるのかわからず、充電のタイミングを逸してしまい、途中で電池切れということが何度かあった。
特に小生のように、インターバル撮影ばかり使っていると、長時間直接カメラを確認することがないので、余計にこういう事態に陥りやすい。
旅の途中では、5分間隔で1日10時間づつインターバル撮影をしていると、3日目の途中でバッテリーが切れるのがわかったので、2日ごとに充電するようにしていた。
電源を入れたとき、パーセント表示で電池残量が表示されれば、こんな気の使い方をしなくてもすむのだが。
この点はぜひ改善を望みたいところだが、現行機種でどうなっているのかは不明。

接写に弱いというのも、個人的にはかなり大きなマイナスポイントだ。
最短撮影距離は15cmで、1cmまで寄れて、肉眼以上に細部まで写し取れるT10とは較べるべくもない。
ちょっとした小物くらいならともかく、模型のディテールなどはS500ではちょっと無理。
しかもそのマクロモードにしても、テレマクロという独特の方式で、いちいちレンズを望遠側へズームしなければ合焦できないという、なんとも面倒なシステムだ。
とりあえず使えますといった程度のマクロなので、小物を撮るには向かないカメラといえる。

デザインについては、まあ好き好きではあるのだけど、…正直凡庸だと思う。
合理的で洗練されたデザインのCyber-shot Tシリーズとは比較にならないし、同じ沈胴式レンズでもキヤノンのIXY DIGITALシリーズのほうがずっと格好良い。
せっかくここまでコンパクトにまとめられたのだから、もうちょっとデザインにこだわらないと勿体ない気がする。
特にシャッターボタン周辺や、背面のボタンの配置にはもう一ひねりほしいところ。
ただ、表面パネルはステンレスのヘアライン仕上げになっていて、ぱっと見た目の質感は悪くはない。

S500の総評としては、なんとも惜しいカメラだと思う。
レンズの描写力は屈曲式のT10よりも上だし、レスポンスも非常に高速と、カメラとしての基本性能は高いのに、いまいち愛着が湧かない。
多機能なわりに操作系の完成度が低いのと、電池の残量表示がないせいで、とにかく使い勝手が悪く感じられてしまう。
正直インターバル撮影以外には使う気になれない。
まあCOOLPIX S3ケタシリーズもニコンの売れ筋モデルなので、新しい世代のモデルでは、いろいろ改善されているだろうとは想像するけれど。
ニコンの一眼レフはとても使いやすいのに、投入したばかりの新シリーズコンパクトであるS500ではまだまだブラッシュアップが足りないという印象だ。

それでは最後に恒例の撮影サンプルをいくつかご紹介。
とはいっても今回のサンプルは全て、インターバル撮影機能を使って車載状態で撮影されたもの。
ISOを50に固定してある以外は、5分間隔で自動的に撮影されるように設定しておいた。

鹿児島県 県道40号 姶良から霧島方面へ
sample20.jpg
5/2612 F5.7 ISO50 5.7mm(35mm)

鹿児島県 国道220号 道の駅たるみずから桜島を目指す
sample21.jpg
1/393 F5.7 ISO50 5.7mm(35mm)

大分県 県道696号 柞原八幡宮から由布市方面へ イニDっぽく
sample22.jpg
10/131 F2.8 ISO50 5.7mm(35mm)

島根県 国道9号バイパス 相生第一トンネル
sample23.jpg
10/17 F2.8 ISO50 5.7mm(35mm)
あえてISOを50に固定してあるので、このように暗いところではシャッタースピードが落ちて、光が流れるような写真が撮れる。

愛知県 国道23号 旅の前半の終わり、自宅へ
sample24.jpg
1 F2.8 ISO50 5.7mm(35mm)

2008年4月 夜景サンプル 国道23号 津駅前
sample25.jpg
1 F2.8 ISO50 5.7mm(35mm)

長野県 県道40号 ビーナスライン

S500はコンパクトデジカメなので、動画も撮影できる。
ただ車載動画についてはS500では力不足のため、いずれ専用のビデオカメラが欲しいところ。

次回はGPSユニット、CS1Kについて紹介する予定。








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