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旅の支度 12 GPS編 GPS-CS1K 2009.11.15

テーマ:日本一周 - ジャンル:旅行 Tag [旅日記]
ふつうGPSと聞くと、まっさきに思いつくのはカーナビだろうか。
ほかにも最近では、一部の携帯やカメラにも搭載されるようになってきて、徐々に身近なアイテムになりつつある。
ただ今回紹介するソニーのCS1Kは、それらとは異なり、純粋にログを取るだけの機能しか持ち合わせていないという、ちょっと変わったツールだ。

gps1.jpg
CS1Kと比較のiPodnano。
CS1Kは三角柱に近い形状の、独特のデザイン。


CS1Kには、通信機能やナビゲーションはおろか、現在位置の確認機能すらない。
そもそも本体には電源スイッチとLEDのインジケータがあるだけで、情報を表示できるような液晶も付いていない。
CS1Kにできるのは、「いつ」、「どこ」にいたかを記録することだけなのだ。

それでなんの役に立つの?と言われてしまいそうだけど、重要なのは、記録した位置情報をデジカメで撮影した写真に書き込めるという点。
具体的には、PC上で付属のソフトを使い、写真が撮影された時間とCS1Kで記録したログデータを照合して、jpgのexifに位置情報を書き加えるという手順になる。
位置情報を書き込んだ写真は、電子地図上に表示させることができるので、撮影場所が一目瞭然でわかるようになる。

mapsample1.jpg
これは、日本最東端の納沙布岬を目指して根室半島を走ったときの記録。
前回紹介した、S500のインターバル撮影機能で撮った写真に、CS1Kで記録した位置情報を書き加えている。
いつ、どのルートを走り、そこからどんな景色が見えたのか、に加えて、写真の間隔から、だいたいの移動スピードまでが読み取れる。
このケースでは、5分間隔のインターバル撮影なので、根室市街(左側のフォルダ)から納沙布岬(右側のフォルダ)までおよそ20分くらいだとわかる。
ちなみに電子地図は自在に縮尺を変更できるし、サムネイルをクリックすると写真を拡大表示させることもできる。

とまあ、ここまではメーカーが提唱している本来の使い方。
ここから先は非公式になるけれど、実はCS1Kで記録したログをgooglemapやgoogleearthで軌跡として表示させることも可能だ。
旅日記で毎日公開していた「本日の行程」というのがこれにあたる。

ただCS1Kのログデータは、「log」というファイル形式で記録されていて、このままではgooglemap/earthにアップすることはできない。
googlemap/earthに対応した「kml」という形式に変換する必要がある。
ファイル変換については、非公式にさまざまなツールが出回っているけれど、小生は「谷町マップ」というツールを使用していた。
これは谷町山岳警備隊というバイクツーリングのサイトで公開しているもので、現在でも同サイトのソフト開発部で入手することができる。
カシミールを介さずに、ドラッグ&ドロップで一発変換できるので、大変便利だ。

実際に「谷町マップ」を使って変換し、googlemapで表示させた軌跡はこちら。
下北半島を走り、本州最北端の大間崎へ至るまでのルート。

ちなみにgooglearthでも、同じ「kml」形式のファイルで軌跡を表示させることができる。
mapsample5.jpg
こちらも上記と同じルートだが、翌日フェリーで北海道へ上陸するところまで。
ちなみにフェリーでも露天甲板上でCS1Kに測位させていた。

小生がこのCS1Kを購入したのは、確かCyber-shot H5と同時だったから、2007年初頭のはずだ。
すでに2年半以上使っていることになる。
現在でこそ類似のGPSロガーは何種類も出回っているし、ソニーからも後継機種のCS3Kがリリースされているが、小生がCS1Kを買った時には他にほとんど選択肢はなかった。
今まで述べてきたように、CS1Kはいろいろと面白いことができるツールではあるのだが、その反面、古いモデルのため現在では不満を感じる点が多いのも事実だ。

小生がCS1Kに感じている不満は次のとおり。

・感度がいまいち
・電池のもちが悪い
・扱いにくい形状

まずなんといっても、感度がよくないのが大きな不満点だ。
周囲に高い建物や樹木がたくさんあったり、山奥ではなかなか正確な位置を記録できない。
山岳使用が前提のガーミンあたりとは比べ物にならないくらいの感度だ。
また小生はSiRFstarⅢ搭載の小型カーナビも使っているのだが、そのナビの表示と比較しても、明らかに誤差が大きい。
ネットでは、カバンの中にいれておいても使える、という記述も見かけたけれど、実際にはまず無理だろう。

mapsample7.jpg
上の図は、大阪市中央公会堂と中之島図書館の周辺で記録したログデータをgoogleearthで軌跡表示させたもの。
十数から数十m近い誤差が生じているのがわかると思う。
実際はそれぞれの建物の周囲を一周して、道に沿って移動しただけで、もちろん川を泳いだりはしていない。
大阪では比較的障害物の少ないこの付近でもこれなので、本当にビルの谷間のようなところでは、さらに大きな誤差が生じることになるだろう。

また電池のもちが悪いというのも不便に感じる。
いちおう公式では、ニッケル水素の単三電池で14時間使えるということになっているけれど、実際にそんなにもつことはまずないと考えていいだろう。
これは前述した感度の問題とも関連していて、測位しにくい場所では頻繁に衛星を探すために、余計に電池の消費量が増えてしまう。
車に載せる際にも、ダッシュボード上ではフロントガラスに邪魔されて感度が落ち、やはり電池の消費が早くなる。
このため小生は、リアキャリアの荷物の上に直接くくりつるようにして固定していた。
新型のCS3Kでは、電池消費量は多少改善されているらしいけれど、車で使うことが多い小生としては、シガープラグから電源が取れるようにして欲しいと思う。
ツーリングやドライブで使う人も多いし、需要はあるだろうと想像するのだが。
(むしろ徒歩よりも、そういう使い方をしている人のほうが多い気がする)

またCS1Kは三角柱に近い独特の形をしている。
これはおそらく最初に単三電池一本使用という前提があって、そこから設計されたデザインだと思う。
たしかに面白いデザインではあるのだけど、正直この形は使いにくい。
平面に置いて使う場合には安定させにくいし、そもそもGPSマークを上に向けて測位しなければならないのに、この形では真上には向けようがない。
どうしても斜めになってしまって、その分多少測位が遅れているはずだ。
この点はさすがにCS3Kでは改められて、普通の箱型に変更された。

CS1Kの総評としては、まあこんなものかな、というところ。
写真の新しい楽しみ方や記録方法を提案した功績は大きいし、機能を限定した分、当時のGPSロガーとしては破格の低価格を実現している点も評価したい。
反面、初期のモデルということもあってまだまだ洗練が足りない点も多い。
GPSの感度と精度、それから電池の消費量については、同様のGPSロガーが多数出回っている現在では、明らかに見劣りする点だ。
特に電池については、CS3Kの次期モデルでは、電池と外部電源の二系統でGPSを作動できるように改良されることを期待したい。

次回はカーナビのBZN-200について紹介する予定。
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