九曜博物誌ビートで日本一周してきました。

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大阪行きで見てきたもの 4 帰りみち 2009.12.12

テーマ:レトロを巡る旅 - ジャンル:旅行 Tag [奈良] [巨樹] [寺院] [銭湯]
11月24日の続き。
南海電鉄の二つの駅を見学した後は、下路を東へ向かい、帰途に着く。

葛城一言主神社

途中、大阪府から奈良県に入ったあたりで、黄葉した立派なイチョウの木が目に付いたので、立ち寄ってみることにした。
イチョウは葛城一言主神社の境内に立っていて、どうやらこの神社のご神木のようだ。

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根元は細いのに、人の背の高さあたりでいきなり幹が倍以上に太くなっているという奇妙な樹形。
そこから上には、多くの気根と立派な枝が四方に伸びており、巨樹らしいボリュームだった。
しかし何度見てもアンバランスな形で、そのうち倒れやしないかと、ちょっと不安になってくる。
実際、根元には「強風時には木に近づかないでください」という注意書きもあるし。
こんな形の木は初めて見たが、なにか原因があるのだろうか。

またこの葛城一言主神社には、イチョウ以外にもカエデなどが多く植えられており、地元ではちょっとした紅葉の名所になっているようだった。

IMG_9839_20091211125842.jpg

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當麻寺

葛城一言主神社を後にして、8kmほど北へ。
目指したのは當麻寺。
當麻寺は、中将姫と當麻曼荼羅の伝説で知られており、そもそも4月に訪問するつもりだったのだが、時間的な都合から割愛してしまっていた。
境内には奈良時代と平安時代に造られた三重塔が二基あり、いずれも国宝に指定されている。
平安時代以前の仏塔が、東西二基とも現存している唯一の寺院だそうだ。

IMG_9931.jpg
中之坊と東西の三重塔。
手前が東塔。

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中之坊の庭園「香藕園(こうぐうえん)」から東塔を望む。
塔の前に立派なしだれ桜があって、春の満開の時期にはさぞ華やかだろうと想像した。

DSC03322.jpg
東塔。
手前の屋根は講堂。
普通九つあるはずの相輪は、當麻寺の塔には東西とも八つしかなく、少し変わっている。
理由はわかっていないが、なんらかの意図があるのは確からしい。
建立時期は東塔のほうが古く、奈良時代。

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東塔の水煙。
これも他に類を見ない独特のデザイン。

IMG_9892.jpg
こちらは西塔。
東塔よりやや時代はくだり、平安初期の建立。

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西塔の水煙。
東塔にくらべればオーソドックスなデザインで、法隆寺五重塔の水煙によく似ている。
風鐸をつるしていたと思しき穴が確認できる。

参考までに、こちらが4月に撮影した法隆寺五重塔の水煙。
DSC02739.jpg
創建当初のものではないが、風鐸もつるされている。

當麻寺は、いざ足を運んでみると、塔の撮影に適した場所を探すのが大変だった。
電線が写り込んだり、他の堂宇の影になってしまったりで、写真集でよく見かけるような、両塔がきれいに収まる撮影ポイントを見つけられなかった。
あとで調べてみたところ、今回入らなかった西南院からは両方の塔が同時に見られるらしいので、次回はそちらも訪問してみたい。
来年は平城遷都1300年でご開帳もあるらしいし、またそのときにでも来よう。

中央温泉

當麻寺から東へ5kmほど進んだ大和高田市で、風呂を済ませていくことにした。
立ち寄ったのは、高田駅前の商店街にある銭湯、中央温泉。
土塀に黒瓦の千鳥破風という、これぞクラシック銭湯という外観の建物だった。

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「ゆ」と大きく書かれた暖簾をくぐると、下足入れがあり、入り口が男女別に分かれている。
左が男湯、右が女湯。

内装も外観に負けず劣らずで、昭和の中ごろで時が止まってしまったかのような光景が広がっていた。

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鍵こそ付け替えられているものの、ロッカーは当たり前のように木製。
木目からいってケヤキかな。

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脱衣所から、男女の仕切りを眺める。
鏡の上に掲げられた看板のお店は、今でも残っているのだろうか。

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いかにも昭和といった無骨なデザインの、天井ファン。
九六式艦戦のような、スピナーの無い、古いレシプロ飛行機を連想してしまった。
この日は止まっていたけど、夏には回ることもあるのだろうか。

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浴室入り口にあった洗面の蛇口は、押し下げのレバー式。
この手の銭湯ではよく見かけるメーカーのもので、鶴の模様が刻印されている。

他にもお客さんがいたので、残念ながら浴室の写真は撮れなかったが、なぜか富士山ではなく、アルプスと湖のタイル壁画があったのが印象に残っている。

昨年の原油価格の高騰で、こういう個人経営の小さな銭湯は大打撃を受けているそうだ。
ちょっと調べてみても、ここ二三年で廃業してしまった銭湯はずいぶん多い。
この中央温泉のような文化財レベルの古い銭湯はいまや貴重な存在だし、これからもなんとかがんばってもらいたいと思う。

中央温泉を出て、大和高田市を後にした。
その後は国道25号を使ってひたすら東へ走り、東海地方を目指す。
亀山ICからは、通勤時間帯割引を利用して高速に入り、21時には無事帰宅。
当初の予定よりもずっとスムーズに進むことができた。
往路に使った第二名神といい、東海から関西方面へのアクセスはずいぶん楽になったと思う。

大阪行きの話はとりあえずここまで。
今まで関西にはあまり足を運んだことがなかったのだが、最近面白いと感じるようになってきた。
まだまだ見たいものがたくさんあるので、いずれまた訪れたい。
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コメント

今回の大阪への旅はかなりの収穫があったようで羨ましい限りです。

仏閣などの知識も豊富とは…
来年が遷都1300年ですか。
こういう寺院がしっかりと残っているところは観光客がたくさん来て市の収入になるんでしょうが、山口ときたら季節限定物の観光名所しかないですからね…例えば夏とか春先の秋吉台とか角島とか…

トミーから出ている150分の1スケールの町並みシリーズ?だったかな。
そういうのにこのような銭湯などが出てくれると嬉しいんですけどねぇ…なかなか出てなくて…

2009.12.13 | URL | 元禄V8 #wLMIWoss [ 編集 ]

Re: タイトルなし

奈良京都の古寺については、大学時代に日本美術史や古美術研修で叩き込まれました。
はじめは仏像や曼荼羅だったんですけど、なぜか今では木造仏塔に惹かれています。

観光資源については自然条件に左右されるので、やはり難しいのでしょうね。
旧薩長つながりでも、鹿児島のほうは、霧島温泉やら屋久島やら豊富なんですが…

それからトミーテックの町並みシリーズにはたしか銭湯ありましたよ。
ちょっとまえに名古屋の東急ハンズでは見かけました。

2009.12.14 | URL | 九曜玄猫 #- [ 編集 ]
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