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地元の銭湯 ライン温泉 2010.03.02

テーマ:銭湯・温泉・健康ランド - ジャンル:地域情報 Tag [尾張地区] [犬山市] [銭湯]
小生の生活圏からはかなり離れているので「地元」と呼べるかどうか微妙なのだけど、良い銭湯に出会うことができたので紹介しておきたい。
それは犬山市にあるライン温泉という銭湯で、小生は一宮の主治医先生のところに行く途中、これまでに何度か立ち寄っている。

IMG_2067_20100221212924.jpg
ちなみにこの写真は左右反転したわけではなくて、実際に暖簾が裏返しになっている。
いつも男湯の暖簾だけが裏返しになっているのだけれど、なにか意味があるんだろうか。

IMG_2071.jpg

犬山駅の西側に広がる住宅街のただ中、一方通行の路地を進んでいくと、クラシックなたたずまいの銭湯が姿を現す。
それがいまや犬山でただ一軒となってしまった銭湯、ライン湯だ。
周囲は軽自動車でも躊躇するような狭小路だが、銭湯の斜め向かいにはちゃんと4台分の駐車場が確保されている。

IMG_2069.jpg

建物は入母屋造で、男女の入り口が左右に並んでいるのではなく、下足用のスペースをはさんで向かい合っているという点がちょっと変わっている。
このため入り口の暖簾をくぐり、靴を脱いだあとは、直角に向きを変えて脱衣所にあがるという形になる。

IMG_2063.jpg

下足用スペースから脱衣所へ。
おそらくこの下足用スペースは、あとから建て増しされたものだろう。

ライン温泉を管理されている女将からは、いろいろとお話を聞かせていただくことができた。
それによると、このライン温泉は1924年(大正13)の創業だそうで、女将もこの年の生まれらしい。
この話を聞いたとき、銭湯の創業時期よりも、女将が現在86歳という事実に非常に衝撃を受けた。
矍鑠としておられるし、とてもそんなお年には見えない。

脱衣所は創業当時の建築だそうだけど、奥にある浴室については1959(昭和34)年の伊勢湾台風で被害を受け、立て直したものらしい。
言われてみれば、外から見たときに脱衣所の屋根の奥行きがやや短く、不自然な印象を受けたことを思い出す。
かつては、浴室のほうまで一つの屋根でつながっていたのではないだろうか。
現存している脱衣所は銭湯建築として貴重な物件で、研究者が調査に訪れたこともあるという。

IMG_2048_20100221224800.jpg

ロッカーは、床に置かれているのではなく、壁に埋め込まれている。
創業当初の設計段階で、すでに埋め込み式になっていたそうだ。

IMG_2051.jpg

脱衣所の天井はもともとは格天井だったそうだが、現在はパネルで覆われている。

IMG_2046.jpg

脱衣所と浴室の間には、金魚が泳ぐ池と岩組みがあり、訪れるお客さんの目を楽しませている。
岩組みから滝が流れ落ち、苔が綺麗に育っているのを見ると、庭というよりもアクアテラリウムのよう。

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風呂あがりにはやはり牛乳だろう。
ひな祭りが近いせいか、可愛らしいひな人形が飾ってあった。
ちなみに左側に見えるのは、コイン式のドライヤー。

IMG_2056.jpg

壁に設置されたファンも年代モノ。

IMG_2062.jpg

番台周り。
すりガラスは大正時代のものだそうだ。
ちなみに神棚は見当たらなかった。

IMG_2057_20100221224758.jpg

いっぽう浴室に設置されているのは、セオリーどおり、電気風呂とメインの浴槽(深・浅)、薬浴槽の三つの浴槽。
正面の壁のタイル絵は、富士山ではなくて西洋の湖とお城(ノイシュバンシュタイン城?)が描かれており、瀟洒な印象を受ける。
そういえば大和高田にあった中央温泉もたしかこんな壁絵だった気がする。

しかし、なによりも印象に残ったのが、全体的によく手入れが行き届いているという点。
細かいタイルを敷き詰めた浴槽や、洗い場の押し下げ式の蛇口、固定式のシャワーなど、レトロ銭湯には定番のアイテムなのだけど、まるでつい数年前にオープンしたばかりと錯覚してしまうほど綺麗な状態に保たれていた。
全然古ぼけた印象を受けない。
ここではすべての備品が現役で活躍している。
女将のこの銭湯に対する愛情がひしひしと伝わってきて、つい感動してしまった。
この湯船でお湯に浸かっていると、まさに昭和30年代に紛れ込んだかのような、タイムスリップ感覚を味わうことができるだろう。

そういえばこのライン温泉は、いつも大勢のお客さんで賑わっている(そのため浴室の写真が撮れないわけだが)。
この日には名古屋市から来たという人がいたし、遠方から訪れるお客さんも日常的に多いようで、この手のレトロ銭湯としては、ちょっと珍しい。
手入れの行き届いた浴室や、脱衣所に飾られた花、毛筆で書かれた案内などに見られる細かな心配りもそうだけど、この銭湯の人気は、やはり女将の人柄によるところが大きいのだろう。
この女将に、名古屋弁とはまた微妙に異なる尾張言葉独特のイントネーションで、
「また来てね」
と声をかけられると、何がなんでもまた来ようと思ってしまう。
訪れるたびに温かな気持ちにさせられる銭湯だ。

いいお湯でした。

コメント(2) | トラックバック(0) | 日ごろ見かけたもの | 編集

コメント

すげええ( ゚д゚)ポカーン
ビートショップにセミATへのオリジナルパーツ売ってる!他にもなんか色々珍しい物を売ってて凄すぎますよこのお店は…

この銭湯もいいですね。
脱衣所と風呂場の間には庭があるのも凄い。


2010.03.03 | URL | 元禄V8 #wLMIWoss [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ビート乗りには、西田さんのお店は全国的に名が知れています。
ここに頼めば、大抵のことは何とかしてもらえますよ。
自分のビートも、エンジンやブレーキのOH、ECUのコンデンサ交換など、正規店ではできないような作業までお世話になってます。
変な車に乗るからには、やっぱり専門店が安心ですねw

2010.03.04 | URL | 九曜玄猫 #- [ 編集 ]
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