九曜博物誌ビートで日本一周してきました。

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北海道行ってきた 3日目 9月19日 1 2010.10.04

テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行 Tag [] [北海道]
走行距離446km
本日の行程はこちら…移動したのは道の駅むかわから手塩まで。GPSは豊岬でバッテリ切れ。

0430起床。
雨のち晴れ。

雨の中、鵡川から留萌へ

苫小牧東フェリーターミナルに程近い道の駅むかわで、車内泊して一夜を過ごす。
昨夜からの雨は、眼が覚めてもまだ降り続いていた。
というか、むしろ勢いは強まり、本降り状態に。

天気の良し悪しと行き先について、ここが思案のしどころ。
天候が回復するのを期待して、このまま予定通り道東へ向かうか、それとも多少は晴れる見込みのありそうな道北へ針路変更するか、頭を悩ませる。
思案の末、気象庁の予報を信用して、ここは予定変更することに決断した。
土壇場になって計画を変更するなんて、小生には珍しいことだけど、たまにはこんな行き当たりばったりな旅も悪くないだろう。
適当に走っても、各地に無料or格安のキャンプ場なんていくらでもあるし、こういう旅のしやすさは北海道の美点だと思う。

というわけで、周囲が明るくなり始めた05時過ぎ、降りしきる雨の中でビートを始動させた。
幸い道の駅のすぐ近くに、国道237号の鵡川ICがあったので、そこからバイパス国道へ入り、一気に高速へと走り次いで距離を稼ぐ。
ぐるりと札幌市街を通り過ぎて、手稲ICで下路へ降りた。

DSCN0003_20101003130949.jpg

ここまで来ても雨の勢いは相変わらず。
本当に道北は晴れるんだろうか、という不安を抱きながら、さらに北を目指した。
しかも、よりによって今日は朝からエアコンの調子がおかしい。
デフォッガーが働かず、すぐにフロントガラスが曇ってしまうので、時折タオルで拭きながらビートを走らせる。
昨夜、道の駅に移動するときには正常に作動していたのに、このタイミングで故障とは…
北海道の道、土砂降りの雨、曇っていくフロントガラスって、激しく既視感を覚えるのだけど…





国道231号、232号(オロロンライン)をひたすら北へ向かう。

IMG_7786_20101003130948.jpg
望来の坂。
今回の旅で初めて目にする北海道らしい景色なのだけど、雨はまだ止む気配を見せない。

それでも留萌のあたりまで来ると、やっと雲の厚みが薄くなってきたように感じた。

DSCN0044.jpg

留萌駅の西側で錆びたトラス橋を発見。
ちょっと立ち寄ってみることにした。
IMG_7790.jpg
左側の橋は、今も使われている留萌本線のもの。
右側のものは、留萌港へと繋がる臨港線の廃線跡らしい。

IMG_7795.jpg
蔦が絡まって、良い感じに廃な雰囲気を醸し出していた。
調べてみると留萌駅は、かつては複数の路線が接続する大規模な駅だったらしい。
周辺には廃線跡がたくさんあるそうなので、探索はまた次回のお楽しみにしておこう。

留萌を過ぎて、小平の峠まで差し掛かったとき、ようやく雲が途切れた。

IMG_7803.jpg
雨の世界はどうやらここで終わりのようだ。

やっとビートをオープンにして走らせられる。
さっきまでの雨が嘘のように止み、気温もあがり始めた。
とはいってもやはり北海道の気候。
長袖を着ていれば過ごしやすいくらいの温度で、オープンドライブにはうってつけだった。
実に快適。
予定変更は正解だったようだ。

旧花田家番屋

道の駅おびら鰊番屋にあった、旧花田家番屋に立ち寄ってみた。

IMG_7809.jpg
建てられた年は判然としないらしいけれど、だいたい明治35年ころのもののようだ。
当時の北海道の主要産業である、にしん漁の拠点として建築されたもので、総勢200人近い人間がここで寝起きしていたらしい。

ちょっと洋風の外観とは裏腹に、番屋という名の示すとおりの和風の内装が面白かった。
IMG_7836.jpg

IMG_7878.jpg
天井の梁がすごい。

IMG_7840.jpg
「おくのだいどころ」(茶の間:手前)と「なかのま」(親方の部屋:奥)
囲炉裏があったりして、部屋の作りは完全に和風。

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経営者の家族が使っていたという、高級磁器の皿。

IMG_7872_20101003131126.jpg
「ちょうば」の格子戸ごしに、すぐ日本海を望むことができる。

IMG_7870.jpg
電話機まであった。
公設の電話線が引かれる前に設置されたもので、私設の専用回線だったそうだ。
当時のにしん漁経営の羽振りの良さが窺える。

IMG_7851.jpg
懐かしい彩色磁器の朝顔便器。
って小生の世代でこれを懐かしいって感じるのは、一般的ではないかもしれない。
うちの近辺は戦前からある家ばっかりだからなぁ…

IMG_7861.jpg
「おくのま」(金庫の間)
設置してある耐火金庫は、開け方がわからず、長らく開かずの金庫だったらしい。
それが最近になって開閉説明書が発見されて、数十年ぶりに開けられたとのこと。
でも中に何が入っていたのかは、解説にも言及されていなかった。
ちょっと気になる。
まさか、床の間の壺にお湯を注いで、それを金庫に移すことで開錠、で中から出てくるのが、低融点合金のナイフ、なんてことはないだろうけれど。

個人的に一番興味を引かれたのが、襖に使ってあったという金唐革紙。
IMG_7849.jpg
金唐革紙とは、西洋建築の壁紙を江戸時代の職人の技術で再現しようとしたもので、漆、和紙、金箔を使って作られていた。
いまや失われてしまった技法だ。
小生がいままで見てきた物件でこれが現存していたのは、小樽の旧日本郵船支店と、青森の旧第五十九銀行本店東京の旧岩崎久弥邸くらい。
財閥とか国営企業がらみの建物ばかりだ。
幾ら、にしん漁が当時の花形商売とはいえ、家族経営の一会社の、しかも現場の番屋でこれを見かけることになるとは思わなかった。
ちょっとびっくり。
まあ経営者の花田氏は小樽にも居宅を構えていたというから、ひょっとしたら日本郵船小樽支店も目にしていたのかもしれない。
なんて想像をめぐらしてみると楽しい。
(建物自体の竣工はこの番屋のほうが先だけど、襖なんて後からでも仕立てられるし)

IMG_7856.jpg
さすがに、全面復元することはできなかったらしく、襖は金の剥がれた状態で展示されていた。

IMG_7867.jpg
中庭から本屋を見上げる。
板張りの外壁や、細かい意匠は、やはり明治建築っぽいつくりだった。

旧花田家番屋の見学を終えて、道の駅の広場まで戻ってくると、空はきれいに晴れ渡っていた。
IMG_7891_20101003131207.jpg

青空のおかげで、俄然気分は前向きに。
さらに北を目指さねば。

続く。







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